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アルバムレビュー 

GARNET CROW「STAY〜夜明けのSoul〜」2009/9/30
楽曲評価:60/70全体感評価:30/3094点
加点:+5減点:-1
加点要素:GARNET CROW唯一のトータルアルバム(+5)
減点要素:各曲の凄みは低下(-1)
<楽曲評価>86/100→60/70点

1.Hello Sadness   90点

2.百年の孤独   70点

3.花は咲いて ただ揺れて 〜album ver.〜  75点

4.Elysium   95点

5.Doing all right   70点

6.ON THE WAY   85点

7.Stay   90点

8.日々のほとり   85点

9.夢のひとつ   100点

10.Fall in Life〜Hallelujah〜  75点

11.Rainy Soul   100点

12.恋のあいまに   95点


<全体感評価>:30/30点
<総評>
そんな悪い作品だとは思わない、どころか、個人的には新たな面を感じた1枚。

前作「LOCKS」の出来から今作を不安視してた人は多いだろう。凡庸なメロディーに安っぽい編曲、それ故目立たない歌詞、という大きくわけて3つの問題点があり、さらにメンバーがそのアルバムをもって「ガーネットクロウ第2章の始まり」と称したものだから、「第2章は合わないだろう」と離れてしまった人もいるかもしれない。かくいう僕もそうなってしまう結末を念頭に入れつつ、今作を手にした次第である。

前作で抱えたガーネットクロウ第2章の問題点を、今作では上述の問題の前2つにおいて克服した。曲の出来という点では、かつての名曲に引けを取らないダークさや深さを醸し出す「Hello Sadness」「Rainy Soul」の2曲を筆頭に、美しいメロディー展開で惹き込む「Elysium」「夢のひとつ」、切なさを丁寧に綴りラストを締める「恋のあいまに」などが光り、今作において特筆すべき点である。

そして今作を良作に仕上げているのが主に中盤に配置された数曲である。これらの共通点は編曲の妙が生きていることであり、「Doing all right」はメロディーこそ凡だがイントロ、アウトロのピアノや長めの間奏のギターは意匠が凝らされていると感じたし、同じく編曲によって低音中心のメロディーにしみじみとした奥深さを感じさせた「ON THE WAY」、アコーディオンを取り入れアルバム全体での小休止の役割を果たす「日々のほとり」。これらの曲から安さや縮こまったような均一性を感じることはなく、またこれらの曲だけでもわかるとおり、曲のバリエーションは随分と広くできている。

さらにそれだけでなく、今作表題曲の「Stay」が異色。編曲は控えめでボーカルが目立つ、ともすれば前作を踏襲した凡曲となるところであったが(事実当初あまり好きでなかったし)、力任せでなく、淡々と歌うかのようなボーカルがそれを防ぎ良曲へと変えていると感じた。印象に残ったのが"Stay 嵐が何も奪わずに通りすぎる いっそ今は何もいらないのに"のフレーズ。


今作には主に5thまでの作品に存在していたシングル曲とアルバム曲の乖離という問題の影はまったくない。単純な出来として言えば「夢のひとつ」を除くシングル3曲はやや弱いと感じざるを得ないが浮いてはないし(強いて言うなら5はやや難か)、3のアルバムバージョンも奏功していると思う。10はやや珍曲であるが、9〜12の終盤4曲としての流れとしては非常に良いものがある。


さてここまで書いたが、今作はGARNET CROWに何を求めるかで、評価がかつてないほど大きく割れる作品であると思う。ダークさや深遠さを取り戻した曲らを、かつてのそこまでに至らないからと「焼き直し」と評価してしまえばそこまでだし、僕は評価した「ON THE WAY」などの緊迫感を持たず、言ってしまえば単純な美メロに終始した楽曲を凡と評価する理由も一応の理解はできる。しかしそれらの曲を僕が評価したのは、編曲の質の向上を主な理由に、今作はかつてないほどアルバム全体としての作品の統一性を志向された作品であると考える、という点にある。前述のシングル曲・アルバム曲の乖離の問題の解消もそうだし、個人的な考えで例えるのに不適ではあるが、4thに収録された「Sky」のニューアレンジなど全体において蛇足な楽曲もない。これを理由に1枚のアルバムとしての完成度を高いと表するのは充分だろう。全体感評価で満点をつけた理由はそこにある。


以上のことから、今作は「GARNET CROWにトータルアルバムを求めていた人」「アルバム1枚を通して聴くのが好きな人」に適していると思う。対して1曲1曲の必殺性や、「彼らにはこういう音楽をやってほしい」という確固たる考えがあって、それがこのアルバムと一致しない人には向かない(というか不発と感じる)のでは。これまでの作品の各所のレビューを見るに、彼らにコンセプトアルバムのような一貫性のあるものを求める声は大きかったと思ってたんだけどなあ…。とにかく、ガーネットクロウ第二章が前作、今作のようなアルバム1枚での統一性を志向し、それでいて今作並かこれ以上の出来を保てるのならば、個人的にはより一層の興味が湧くところ。
| Album Review | 20:41 | comments(6) | -
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